最も一般的なトイレの寸法は
巾91センチ×奥行き182センチで、1帖の広さです。

ただ、もう少し小さくして、
奥行きを4.5尺の136.5センチにしても全く問題ありません。

むしろ、この寸法の方が
便器に座った状態で、ドアノブはもちろん
トイレ内の全ての場所に手が届きますので、
この寸法にしてもらって良かったという
お客さんからの声をよく耳にしました。
トイレはあまり広いと落ち着かないのかも知れませんね。
ところで、トイレのドアには
NGの開き方があります。
トイレのドアは原則として外開きで、
内開きはNGとされています。

家の中でお年寄りが亡くなる場所として、
浴室に次いでトイレも多いので、
もし、トイレの中で倒れてドアにもたれた場合、
内開きだと、ドアが開かなくなってしまうからです。
ただ、外開きのドアにすると不都合な点が出てきます。
トイレの中からドアを開けたとき、
外の廊下を人が通っていたら、
ドアに当たって危険です。

それを解決する方法として、片引き戸にすると良いのですが、
なかなか扉の引き代が設けられず
片引き戸にはできない場合が多々あります。
そんな時にはトイレの奥行きを4.5尺の136.5センチにすると、
費用も掛からず簡単に解決する事ができます。

でも、奥行きは6尺の182センチほしいという事であれば、
中折れドアを使うという方法もあります。

普通のドアよりも高価ですが、
ドアの開閉スペースは1/3程度になりますので、
廊下を通る人に当たる事もなくなります。