キッチンのワークトップの高さは
ほとんどの住設メーカーで、85センチとなっています。
実は使いやすいキッチンのワークトップの高さは
次の計算式が目安だとされています。

現在、20代から30代の日本女性の平均身長は約158.9センチです。
ですから、スリッパを履くと160センチほどになります。
先ほどの計算式に当てはめると
160センチ÷2+5センチ=85センチ
という事で、85センチが標準の高さに設定されています。

ただ、それは女性の平均身長を基にしているので、
当然、もっと背の低い人や高い人がいます。
また、最近では男性が台所に立つのは
当たり前になってきています。
そのため、どの住設メーカーでも
上位機種のキッチンは
80センチや90センチの高さも選べるようになっています。
中には1センチ単位で高さを変更できるメーカーもあります。
キッチンのワークトップの奥行きは
65センチとなっています。
理由は、
人が斜め下方向に無理なく手を伸ばし
物に触れる事ができる範囲が60センチ以内です。
ワークトップの奥行きが65センチであれば、
水栓のレバーが、ちょうど60センチ以内の距離になります。
そこで、注意しなければならないのは、
対面キッチンにする際、
キッチンとダイニングの間に設けるカウンターの幅です。
できるだけ、幅の広いカウンターにした方が
沢山の食器が置けて良いように感じるかもしれませんが、
あまり広すぎると手が届かなくなり、
使い勝手が悪くなります。
カウンターの幅はMAXで30センチまで、
できれば20センチ以内にした方が良いかと思います。