現在、工事中の城陽市I様邸は
断熱材にセルロースファイバーを採用しました。
セルロースファイバーは新聞紙のリサイクル品で、
製造過程で発生するCO2の排出量が非常に少なく
エコロジーな断熱材です。

画像は(株)デコスのHPより
セルロースファイバーの断熱性能は
熱伝導率が0.040W/(m・K)なので
最も一般的に使われている
高性能グラスウール(16K)やロックウールとほぼ同等です。
最も大きな特徴は調湿性。
セルロースファイバー以外の断熱材は調湿機能はありません。
セルロースファイバーが調湿をする事で、
建物の寿命を延ばす事にもなりますし、
内装の仕上げにビニールクロスではなく
通気性のあるクロスなどを使えば
室内も調湿され、快適性のアップにつながるでしょう。
下はセルロースファイバーの施工を撮影した動画です。
施工した後は、部屋の中にいるとシーンとした感じがします。
吸音効果が高いという事ですね。
一般的にグラスウールやロックウールの施工は大工さんがします。
ですから、大工さんの腕によって断熱効果が左右されるという欠点があります。
しかし、セルロースファイバーは専門業者が施工するので、その心配はありません。
ただし、ひじょうに高価です。
例えばグラスウールでの施工が30万円ぐらいだとしたら、
それをセルロースファイバーに仕様変更すると、
100万円を超える金額になるでしょう。
もし、予算的になんとかなりそうでしたら
一考してもいいかも知れませんね。