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2010年06月14日

「はやぶさ」帰還‥‥よく戻ってきてくれました


ついに「はやぶさ」が地球に帰ってきました。


実は5年前、
ちょうど「はやぶさ」がイトカワに着陸するころに
JAXAの主任科学者だった
F氏のご自宅を私が建てさせていただきました。

jaxa.jpg

この写真はJAXAのHPから拝借させていただきました。
小さいのでよく分かりませんが、
たぶん最前列中央のブルーのシャツの方がF氏です。

現在は定年を迎えられ、リタイアされていますが、
「はやぶさ」がイトカワに着陸した当時は
よくテレビにも出ておられました。

温厚で紳士的な、とても良い方でした。

当時そんなF氏から、
「はやぶさ」のお話を色々としていただきました。

「はやぶさ」は非常に低予算のプロジェクトだったそうです。

限られた予算の中で、
小惑星への着陸と砂の採取や
イオンエンジンの連続稼働時間に挑戦したり、
スイングバイと言って、
地球の重力を利用して加速することなど、

世界初の試みを
いくつも盛り込んで打ち上げたとのことです。

他にも
20億キロも離れたイトカワでは、
電波が届くのに10分以上かかるそうで、
地球から遠隔操作することができず、
「はやぶさ」自身が判断して動くようにしてあるとのこと。

また、イトカワの重力は非常に小さく、
着陸と言っても、1〜2秒間タッチすることしかできないとか。
その短時間で、砂を採取するために、
鉄球を打ち込み、砂を舞い上げる方法を考えたそうです。


NASAなんかは潤沢な予算があるので、
1回の打ち上げで、1つの新たな試みをするだけなのですが、
JAXAは予算的に何回も打ち上げる訳にはいかないので、
技術的にかなり厳しいことが要求されると
こぼしておられました。


そんな「はやぶさ」は
打ち上げの後、数々の困難に見舞われます。

打ち上げ早々にはエンジンの一つが故障。
しかも運の悪い事に、太陽で観測史上最大のフレア(爆発)が発生して、
その影響で損傷を受けてしまいました。

イトカワ着陸直前には姿勢制御装置が故障。
フラフラになりながら、着陸に2回トライしたのですが、
砂を舞い上げるための鉄球が発射できていなかったとか。

それでも、もしかしたらわずかな砂が採取できているのでは‥‥
という望みを残して、イトカワを後に‥‥。

しかし、残りのエンジンも不調となり、
通信も途絶え、もはや帰還は絶望的な状態になります。


ちょうどその頃、
私は当時勤めていた会社を辞め、独立したので、
F氏とお付き合いさせていただいていたのはここまで。


その後、「はやぶさ」は奇跡的に通信が回復して、
満身創痍、ボロボロの状態になりながら
予定より3年も遅れて、なんとか帰還を果たし、
イトカワの砂が入っているであろうカプセルを
地球に向けて放出して任務完了。

しかし、当の「はやぶさ」本体は大気圏でバラバラになって
燃え尽きてしまう運命に‥‥。

本当に哀れで仕方ありませんね。

そしてまた、この写真‥‥(読売新聞より拝借)

lastshot.jpg

「はやぶさ」がカプセル放出後、
大気圏に突入する直前に、
最後の力を振り絞って地球に向きを変え撮影した
ラストショットだとか‥‥(涙)


「はやぶさ」のけな気な姿に
思わずこみ上げてくるモノがあります。



ラベル:はやぶさ 帰還
posted by ポラリス at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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