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2009年01月17日

免震住宅って、本当に地震に有効なの?

今日は、14年前にあの阪神大震災があった日です。

当時、私は大阪の上本町に住んでいました。
妻のお腹の中には長女がいました。

突然の大きな揺れに、
妻とお腹の子が家具につぶされたら大変だと思い、
とっさに、妻の上に覆いかぶさりました。

それなのに、妻ときたら、
私が怖くてしがみ付いてきたのかと思ったとか。

幸いにも、家具は倒れることは無く、
棚の上の物が落ちたり、
食器棚の中の物が崩れていたりしたぐらいでした。

でも、震源地に近い神戸では
あの惨事で、多くの住宅が倒壊しました。


阪神大震災以降、住宅業界は地震に対する対策が進み、
住宅の耐震化をはじめ、免震や制震というものも登場しました。

ただ、昨日テレビでやっていたのですが、
どうも免震住宅の地震に対する効果には、かなり疑問があるようです。

免震住宅とは、
基礎から建物を浮かせて、
ベアリングや積層ゴムを使って
地震の揺れを吸収しようというものです。
menshin_kadai.JPG
右の写真は、偶然通りかかった
〇条工務店の免震住宅の工事現場です。

基礎の上に、3センチほど浮かせた
鋼製の架台を組み、この上に家を建てます。

ごらんの通り、すごく大がかりな工事なので、
免震装置だけで300万円以上掛かります。

しかし、この免震住宅は地震波の種類によって、まったく効果がないどころか、
むしろ、揺れを増幅させてしまうようです。

下を見てください。
私が昨日、即興で作ったアニメーションです。

クリックしていただければアニメーションをご覧になれます。


tansyuki.gif tyosyukiha.gif


左は短周期振動の地震の場合で、
揺れの周期が短く、阪神大震災のような、断層のずれによって生じる地震はこれに当たります。

短周期振動の場合であれば、免震装置は威力を発揮します。


一方、右は長周期振動の場合です。
揺れの周期が長く、地震プレートの跳ね上がりによって生じる地震がこれに当たります
実は、今後30年以内に起こるといわれている、南海地震や東海地震がこの地震に当たります。

長周期振動の場合だと、揺れが同調してしまい、増幅してしまうようです。
ちょうど、ブランコをこいで、勢いを付けるような感じです。


免震住宅を建てる人の多くは
南海地震や東海地震が怖くて、建ててるはずです。

それなのに、わざわざ何百万円も掛けて、地震の揺れを大きくしてしまっているのです。

ちょっと前まで、大手ハウスメーカーは、
こぞって、免震住宅をアピールしていましたが、
その功罪は、すごく大きいように思います。



免震については、私のHPでもアップしました。見てください。
→ 免震とは



ラベル:地震 住宅 免震
posted by ポラリス at 09:45| Comment(6) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
元一条工務店社員のものです。これだけ立派なホームページを持たれていたら、間違った情報を書かれていても、影響が大きいと思います。免震がどの程度の被害が出ているのかは、一条工務店に直接確認したり、一条工務店で宮城や新潟の震災で被害にあわれた方に取材許可を取るようにされたらどうですか?個人宅に許可が取れるかどうかはわかりませんが。一条工務店で免震住宅を広めるためのビデオの撮影をさせていただいた物件の編集前を見る機会はありましたが、仏壇の飾りも倒れず、コップの水もこぼれていません。中にはゆんわりゆれるから地震とわからない方も多かったようです。短周期か、長周期化は通常とまったく違う地盤調査をおこなって一軒一軒調べて(土地によっては標準貫入試験を行うこともあります)設計し、ゆれる速度や幅を変えています。(長周期で免震を建てられるのは一条だけです。)さらに長周期の場合は、耐震住宅のほうが適している場合もあると、免震住宅を一条工務店の免震部より禁止される場合があります。
「一条工務店の評価」のところにある免震の説明も間違いが多いです。一条工務店の免震はハイブリッド免震で、ゴムには建物加重がかかっていません。ゴムの耐久性が悪いとお考えですが、ブリヂストンでは、新首相官邸や超高層ビル、高速道路などもゴム免震で作っており、ゴムを100年以上持たせる設計で作っています。大型工事の免震装置では100年後(あるいはブリヂストンの耐久性に問題があった場合)はジャッキアップして取り替えますが、一条工務店の場合はゴムに建物加重がかかっていないため、ジャッキアップも手作業のお金のかからない方法でできるということだったと思います。
ほかにも一条工務店の評判について、デザインの面や、高気密高断熱について、気になるところがあります。
直接連絡を取れる、メールアドレスを教えていただけますでしょうか。
Posted by jun at 2009年02月07日 08:03
このブログを書いております高田です。
コメントありがとうございます。

ネット上でメールアドレスを記載しますと、スパムメールが来るようになってしまいますので、記載しておりません。

私のHP上にある問い合わせフォームにてコメントをいただきましたら、
私のメールアドレスの方からご返信いたします。

こちらです→ http://hmk-polaris.web.infoseek.co.jp/cgi-bin/kisomail/input.html

私のHP上での記載事項に間違いがありましたら訂正いたします。
私としましても、できるだけ真実を伝えたいので、大歓迎です。
Posted by 住まいづくりコンシェルジェ 高田 at 2009年02月07日 11:14
免震の役所の申請などは、免震部、地盤調査課、設計部がやってくれていたので詳しくないですが、静岡で長周期のエリアで、一条工務店とあるハウスメーカーで比較された免震住宅を希望のお客様がいらっしゃったときに、それぞれ地盤の周期を調べ、一条工務店はその地盤周期に合わせて、さらにゆっくり長い距離を動かすことで、建物と地盤の周期をずらし、有効な免震住宅の施工ができる報告をしました。もうひとつのハウスメーカーは通常の周期の免震住宅しか建てられなかったので、そのエリアには耐震住宅のほうが合っていて、一条工務店が免震住宅ができると報告しているのは、免震住宅でないと契約できなくて、契約するためだけにそういう報告をしているのではないか、という推測をしてお客様に説明したようです。免震に合わない土地に免震住宅を建てれると言った一条工務店に対して、不信感を持たれ、一条工務店も通常の免震住宅ではないという大事な説明が抜けていたため、そのハウスメーカーで耐震住宅で契約してしまったという事例がありました。
免震住宅に関してはそのエリアのゆれる周期がわかる資料を添付して建築確認を取らないと許可がでないと思います。通常の建物より許可が出るのも少々時間が必要だったと思います。
一条工務店に限らず、地盤のゆれる周期にあった建物しか、国が許可を出してくれないので、このページや免震のページに書いてあるような不安はないはずです。
新首相官邸も、重要文化財も、大病院も、大型の分譲マンションも、大型ビルも、高速道路もぞくぞくと免震で施工されています。
確かに、一条工務店でも免震住宅が施工できないほどのゆれを持つ周期の地盤もないことはないのですが、日本でいくつもないでしょう。そういった調査はきちんと行っていますし、一軒でも多くの家を免震住宅で建てることは多くの人の命を守ることにつながります。
Posted by jun at 2009年02月09日 09:51
短周期か長周期かは、建築地の地盤によります。一般的な耐震住宅の地盤改良が必要かどうかは一戸建てなら地面から10m程度の影響しかないためSS式試験を行いますが、地震でゆれる周期に関しては、もっとずっと深くから影響するため、SS式試験以外の調査も行います。免震装置はむしろ、直下型でも対応できますが、海溝型の地震に強いので、ご安心ください。社団法人日本免震構造協会という団体があります。一条工務店が免震を作る以前からある団体で、国土交通大臣が認定した指定性能評価機関です。
建築基準法の改正で、下記の内容であれば、免震構造協会の評価を受けなくても確認申請のみで建てられます。
・免震建築物の高さが60m以下であること。
・地盤が第1種または液状化しない第2種地盤であること。
・中間階免震ではなく基礎免震であること。(ただし、下層階が全て地盤で囲まれている等、十分に拘束されている場合の中間階免震は適用可。)
それ以外の免震建築物は、性能評価を受けなければなりません。
この地盤が第一種または液状化しない第2種というところが、ゆれの周期に関連していると思います。
これにあたらない場所への免震住宅の建築は、確認申請の前に日本免震構造協会の認定が必要になります。
こちらの免震に対する内容がわたしが伝えていることが信用していただけないのか、正しい内容に変更されないため、こちらのホームページのことを社団法人免震構造協会にも連絡しております。
Posted by jun at 2009年02月11日 06:52

一条工務店の社員の方へ

このブログを書いております、住まいづくりのコンシェルジェ高田です。
免震について確認をしました。

おっしゃる通り、低層住宅における免震装置は長周期波でも有効であることを確認しました。

最新の実験結果がこちらのURLで紹介されています。
これによると、低層住宅では免震装置の有効性が確認されているようです。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20090206/530187/

大変すみませんでした。
私のHP上での記載は1週間以内に訂正し、このブログで記載した内容が間違いであった旨の記事を掲載します。

また、色々と正確な情報をご提供いただきありがとうございました。
Posted by 住まいづくりコンシェルジェ 高田 at 2009年02月12日 08:47
わたしの話したことをそのまま書くのではなく、さまざまな内容を検証し、正しいか確認したうえでとてもわかりやすい内容で訂正していただきありがとうございます。
一条工務店の免震にかかわらず、命を守る家というのは、もっともっといいものが開発され、普及させるべきだと考えています。
ありがとうございます。
Posted by jun at 2009年02月18日 15:48
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Tracked: 2009-01-18 04:39
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